1年中釣る事が出来るイカ釣りですがイカの特徴を知って釣ると楽しさも倍増しそう。
イカの種類は全世界で450種類くらいが生息しています。
アオリイカ、コウイカ、ヤリイカ、スルメイカ、ケンサキイカなどが10種類ほどが釣りの対象になります。
コウイカ類とツツイカ類に分類でき、コウイカ類は、外套(内臓などが入っている部分)に石灰質の硬い甲をもち、ツツイカ類は、キチン質でできた薄めの軟甲をもっています。
アオリイカとコウイカは、姿がよく似ていますが、アオリイカはツツイカ類、コウイカはコウイカ類で仲間が違います。
分類
イカは魚類ではなく、軟体動物で足が10本なので十腕目とされています。
海中では ほぼ透明ですが、釣り上げると灰色になって、透明感がなくなってきて乳白色になります。
イカは 弥生時代には食されていたようですので、昔から受け継がれたその調理法の幅広さには驚きです。
日本人にとってイカは、非常に豊富な味覚成分を持っており、昔の日本人はイカの味をさまざまな方法で引き出そうとしていたのです。
私くしたち日本人とイカは、切っても切れない関係にあります。
イカ釣りでもっとも厄介もののイカスミ。
「釣れた」と喜びも束の間イカを抜き上げた途端!イカは隙をねらってスミかけ攻撃をしかけます。
洋服にスミがかかってしまうとシミになりかなりの厄介者です。
スミを吐く理由は、タコも同じようにスミを吐きますが、タコのスミはサラッとしたもので自分の身を隠すために使いますがイカのスミは粘っこくて撃性のあるものなのです。
魚などはイカスミの直撃を受けると呼吸困難になることもあり、粘っこい塊になって水中を漂うスミを自分の分身にして敵の目をくらまし、自分は逃げる、という説もあります。
イカスミには防腐作用があることが確認されていますし、胃潰瘍の病気にも効くという結果もあり決して厄介だけのものではありません。
釣り人には波止に残るスミ跡は、そこでイカが釣れたことの証拠になるためありがたいものなにかもしれません。
イカは以前までは、コレステロールが高いので食べ過ぎると、体によくないと言われてきました。
現在ではイカにはたくさんの栄養があることが判明し、体によい食品であると言われています。
栄養ドリンク宣伝でよく聞く名前ですが、実はイカにもタウリンが多く含まれています。
タウリンには、疲労回復や滋養強壮の効果の他、血中コレステロールを低下させて、血圧上昇を抑え、肝臓の解毒があり体力の向上を促し視力の回復をする効果があります。
イカにはビタミンEも多く含まれています。
このビタミンEには、年齢を重ねると起こってくるいろいろな老化現象を抑える働きもあります。
良質のたんぱく質がたくさん含まれています。イカのたんぱく質は調理しても壊れにくいので スルメなどになっても損なわれません。
いかのたんぱく質は美肌に効果があるといわれているコラーゲンもたくさんふくまれています。